鋼材をグラインダーで擦ると火花が飛び出ます。鋼材の種類毎に特徴ある色や形となって現れます。
火花試験はこの特徴を目で判別し、鋼材の種類を見分けます。
グラインダー一つあれば鋼材の判別ができる便利さがあります。
火花試験はちょっとしたコツをつかむことがポイントです。
鋼の中に含まれる炭素やニッケル、クロム、マンガン、モリブデン、タングステン、
バナジウムなどの働きを知ることが習得の近道となります。

鋼材の火花試験
(鋼材の種類を目で見分ける方法です)

グラインダーから飛び出た火花は、途中で破裂をおこし、四方
に飛び散ります。

火花の色や形は、鋼のなかに含まれる炭素の量また、クロム、
タングステン、バナジウムなどの合金元素の量、さらに切削性
や耐熱性といった性質とも大きく関係しています。

よって、火花試験を行う前に、それぞれのはがねが持つこれら
の性質を理解しておけば、鋼材の判別をよりスピーディーに行
なうことができるのです。

火花試験の手順

二つの鋼は、刃物に多く用いられるハガネです。炭素量はほぼ同じですが、タングステンが入るとこのような火花に変化します。

C::1.05〜1.15%  Cr:0.2〜0.5%
W::1.0〜1.5%

C:1.05〜1.15%

ヤスキハガネ 白紙2号

ヤスキハガネ 青紙2号

グラインダーで削られた切り屑の形は火花の色や破裂の形となって現れます。

合金元素が少ないハガネは削り易い
小さな球形の切り屑が多い                     

火花試験のイメージ図
人の目は切りくずの軌跡を残像としてとらえる

小さな蕾のような破裂火花がつく

硬ければ、工具鋼など

磁石につかないと
ステンレス系

大方の目安をつける

予備知識とともに
実際の色、形で判別

合金元素が多いハガネは難削
粘りのある細長く大きな切り屑が多い                     

沢山の破裂火花が現れる


Wは狐の尾に似た形の火花
が現れる


より詳しくは DVD に収録    ( 火花試験編: 映像・音声入り )

@丸棒や板材、或いは製品など対象を区別

A磁石につくかどうか区別

Bヤスリで硬さをチェック

C火花試験の実施